fc2ブログ

プロフィール

テンポスタッフ

Author:テンポスタッフ
東京都杉並区西荻窪にて新装開店の中野書店です。

インターネット販売と、年3~4回発行予定の目録「古本倶楽部」を中心に書籍販売をしております。

また、2015年3月より毎土曜日は閉架式にて書籍をご覧いただけます。
詳細はこちらからご確認くださいませ。

お問い合わせ等ございましたら、
当店ホームページ
お問い合わせフォームより
ご連絡ください。

カテゴリ

最新記事

検索フォーム

リンク

QRコード

QR

カウンター

五代様と大阪

朝ドラ「あさがきた」がいよいよ佳境に入って参りました!(゚∀゚)
個性豊かな登場人物がいる中、とりわけ注目を集めた五代友厚の書籍を紹介です。

図1

大阪をつくった男 五代友厚の生涯
阿部牧郎 初版 カバー帯付 平10 文芸春秋 1,260円
海軍伝習所から始まり、官の時代、鉱山王と五代様の生涯が書かれています。
「五代さまは小柄やけど、五間も六間も背丈のあるようなお人や。
恐いほど遠くまで見通してはる。日本だけではない。海の向うまで目に入れてはるわ。」
という商人と、「教養知識に富んだ武士や学者よりも、商人たちのほうがしばしばはるかに
理に合ったことをいう。彼らと話すとのびのびとした自由な気分になる。」という五代様の言葉から双方の関係性がよく分ります。

図2

五代友厚 真木洋三 初版 カバー帯付 墨署名入 昭61 文芸春秋 1,575円
こちらも薩英戦争から欧州時代、帰国から官の時代までが書かれています。
武士の精神と商人としての抜け目ない才能とを併せもっているという
「士魂商才」という言葉通りの人だったことが読み取れます。

合わせて大阪に関する書籍をご紹介!

図9

大坂繁昌詩 和装題箋付 幕末刊 紀律堂 6,300円

図10

大阪の夏祭 上田長太郎 初版 カバー背切傷ミ有 昭12 上方郷土研究会 2,625円

図8

大阪 藤沢恒夫・田村孝之介 奥付欠 函付 中外書房 1575円

図7

大阪商人太平記 宮本又次 初版 カバー帯付 昭36 創元社 1,260円

図3

浪花のなりわい 原田伴彦編 初版 カバー函帯背ヤケ有 昭56 柏書房 1,575円

図6

浪花のにぎわい 原田伴彦編 初版 カバー付 昭56 柏書房 1,575円

図4

巨大都市大阪と摂河泉 地方史研究協議会編 初版 カバー帯付 平12 雄山閣 2,100円

図5

大阪お笑い学 持田寿一 初版 カバー帯付 平6 新泉社 1,260円

ご注文、お問い合わせお待ちしています(^∇^)
スポンサーサイト



top

あけましておめでとうございます!

今年も中野書店をどうぞよろしくお願い致します☆彡
新年最初のスタッフオススメです!

図5
年中事物考 矢部善三 重版函付 少傷ミ有 昭8 素人社書屋 3,990円

この書籍は日本のいろいろな年中行事が紹介されています。
お正月の「賀正の儀」には「互いに相往来し、新年の祝賀を交換する、
正に随一の美風ともいうべき儀礼である」とあり、
「賀正」の文字は日本書紀にでてくるのが初めだといわれているそうです。
他にも「七福神」や「初夢」などが続き、春夏秋冬の行事が読みやすく書かれています。
知ってはいるけど、起源や意味など詳しくは知らない年中行事の知識は
読んでいてとても面白いです。
特にお気に入りは、クリスマスについての記載です。「耶蘇降誕祭」と記され、
「アチラのシャレた祭りが日本に輸入されたのだから堪らない」とあります(・∀・)

図3
年中行事辞典 西角井正慶編 重版 カバー函付 昭48 東京堂 2,625円

こちらは絵や写真もあり、より詳細にじっくり載っています。
「年中行事」は「常の仕事を休んで、何らか特殊な生活様式、それは古典的な様式を
繰りかえして或る安定感を得る、いわば生活のアクセントなのであります。」とあり、
行事は日本人の生活だけでなく、精神にも深く根付いていることがわかります。

図4
日本の祭礼 本山桂川 初版 カバー函付 昭17 八弘書店 1,575円

祭礼についての一冊。
私はお祭りといえば浅草の三社祭りなのですが、全国には「火祭」や「海神祭」
「水かけ祭」などがあり、読むだけでなく実際見に行ってみたいお祭りが載っています。

図1

図2
祭 永田久光 初版 函付 昭32 創元社 1,050円

写真の多い一冊。なまはげも天狗も盛り上がっています!

top

水木しげる特集③

こんにちは。ブログをご覧いただきありがとうございます。

本日最終回、水木しげるさんの特集③をお送りします。


④
「水木しげるの妖怪文庫」 4揃 
平3 河出文庫 重版 カバー少背ヤケ有 1,260円
前々回、妖怪関連の著作をご紹介しましたが、こちらも妖怪事典のような文庫判コミックスです。1975年に弥生書房から刊行された『水木しげるお化け絵文庫』(全10巻)を4巻に編集、加筆。多くの妖怪やお化けが見開きで絵・文、各2頁で紹介。装幀も凝っています。

⑩
「ノストラダムス大予言」 
平5 辰巳出版 初版 カバー帯少擦有 2,100円
描き下ろし単行本。水木プロ作品。1999年ノストラダムスの大予言まであと数年という、1993年当時の著作です。巻末に記録映画監督で脚本家の、宮田雪との対談が収められています。

⑦
「零戦総攻撃」 
昭60 東考社 初版 カバー付 桜井文庫43
貸本漫画の出版であった東考社から出された文庫本シリーズ。


つくりなおし
「日本奇人伝」 
刊記無(昭41序) 朝日ソノラマ サンコミックス カバー付 少ヤケ有
「私は大人も子供も読める短篇小説みたいな漫画が、生まれればよいと思っていた」 ではじまる序文は、あいかわず水木さんらしく最後に「マンガの序文ほどくだらんものはない」(前後略)…でまとめられるのですが(笑)。しみじみとした余韻を残す短編集です。


いかがでしたでしょうか?
妖怪、鬼太郎、戦争体験、いずれも水木しげるさんの作品を代表するものですね。そのごく一部を駆け足でご紹介しました。
他にも在庫している作品も多数ございますので、気になるものがございましたらお問い合わせください

また機会があればご紹介したいと思います☆



top

水木しげる特集②

本日は水木しげるさんの代表作をいくつかご紹介します。

まずはみなさんご存知の鬼太郎ですが、
こちらは水木さんが貸本漫画家時代に描いた初期の鬼太郎、「墓場鬼太郎」の1997年復刻版です。

⑤
「墓場鬼太郎 全6巻」 
平9 角川書店 カバー帯外函 原画ポスター付 4,200円

アニメや「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみの鬼太郎は、はじめ紙芝居として登場し、当初はよりダークで大人向けの世界観でした。
1巻~6巻まで各巻それぞれに著名人の後書が添えられています。
(水木しげる/京極夏彦/荒俣宏/中沢新一/養老孟司/高橋克彦)
小さいですが付属の原画ポスターもついています。


⑧
「悪魔くん」 
全2巻 平1 講談社 少年マガジンコミックス 重版 カバー付 2,100円

同じく水木しげるさんの代表作。いくつかバージョンがあるようですが、こちらは少年マガジン連載版のコミックスです。主役の悪魔くんの名前は山田真吾。当時(1966~1967年)放映されたテレビドラマの原作として、ドラマと同時並行の連載だったようですね。


⑥
「鬼太郎のベトナム戦記」 水木しげる特選怪異端② 
平12 文芸春秋社 初版 カバー帯付 1,575円  

「史実をベースにした物語に鬼太郎を登場させ、歴史をユーモラスに描いた「水木流歴史マンガ」を15年ぶりに復刻!鬼太郎一派が時空を遡って大暴れ!!』(
帯文より)
なんと鬼太郎はベトナム戦争にも行っていた?!巻末にはいかにも水木さん、なインタビューと岩佐陽一氏の解説あり。

特集は③につづきます☆
top

 ホーム  »  次のページ